全250色の日本の伝統色カラーパレット
柳茶
YANAGICHA
#939650
R: 147
G: 150
B: 80
C: 2%
M: 0%
Y: 47%
K: 41%
H: 63
S: 30%
L: 45%
H: 63
S: 47%
V: 59%
L: 60
a: -12
b: 36
X: 24
Y: 29
Z: 12
柳茶(やなぎちゃ)は、灰色がかった鈍い黄緑色で、柳染(やなぎそめ)に茶色と灰色が加わった色合いです。江戸中期に誕生した色名で、『染物重宝記』にもその記録があります。『染物屋覚書』には、柳茶の染色方法として「京鼠(きょうねずみ)の上に刈安を二度重ねて染める」と記され、当時は「うす茶」の一種として分類されました。『手鑑模様節用』では、「威光茶(いこうちゃ)」と同じ色とされていますが、柳茶のほうがやや黄みが強いです。江戸時代には、柳の木が身近であったことから「柳煤竹」や「柳鼠」など、柳に関連する色名が多く生まれました。柳茶は、新緑の柳の芽のような柔らかな色合いを持っています。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています