全250色の日本の伝統色カラーパレット
山吹
YAMABUKI
#FFB11B
R: 255
G: 177
B: 27
C: 0%
M: 31%
Y: 89%
K: 0%
H: 39
S: 100%
L: 55%
H: 39
S: 89%
V: 100%
L: 78
a: 18
b: 77
X: 57
Y: 53
Z: 8
山吹色(やまぶきいろ)は、山吹の花のような鮮やかな赤みを帯びた黄色を指します。色名は、黄色の花を咲かせる植物である山吹に由来し、平安時代から使用されてきました。『花山吹』として重(かさね)の色目にもなっており、「表:朽葉色(くちばいろ)、裏:山吹色」などの組み合わせが見られます。山吹はバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、北海道から九州まで広く分布し、美しい花を咲かせることから万葉の頃から親しまれてきました。山の中に生え、しなやかな枝が風に揺れる様子から『万葉集』では「山振(やまぶり)」と呼ばれ、転じて「山吹」となったとされています。晩春に花が咲くため、春の季語としても用いられます。山吹の花の色は黄金に似ているため、別名『黄金色(こがねいろ)』とも呼ばれます。また、江戸時代の隠語では「賄賂(わいろ)の小判」を「山吹」と称することもありました。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています