全250色の日本の伝統色カラーパレット
勿忘草
WASURENAGUSA
#7DB9DE
R: 125
G: 185
B: 222
C: 44%
M: 17%
Y: 0%
K: 13%
H: 203
S: 60%
L: 68%
H: 203
S: 44%
V: 87%
L: 72
a: -10
b: -25
X: 39
Y: 44
Z: 76
勿忘草(わすれなぐさ)は、勿忘草の花に似た明るい青色を指し、可憐な印象を持つ色です。明治時代から使われ始めた新しい色名で、ドイツの伝説に由来する「フォーゲット・ミー・ノット」の和訳にあたります。上田敏が訳した『海潮音』で、ドイツの詩人ウィルヘルム・アレントの『勿忘草』が紹介されたことで、花の名前と共に色名として広まりました。勿忘草は、ムラサキ科ワスレナグサ属の一種で、ヨーロッパが原産です。春から夏にかけて小さな青い花を咲かせ、ヨーロッパでは青い花が少ないことから神秘的な花として愛されています。日本には明治時代に伝わり、現在では野生化して全国で見られるほか、観賞用にも栽培され、「姫ムラサキ」や「瑠璃草」とも呼ばれます。なお、日本古来のワスレナグサ属は「蝦夷紫(えぞむらさき)」のみです。勿忘草は恋人たちの花とされ、ヨーロッパでは4年に1度の閏年の日に恋人たちがこの花を贈り合う習慣があります。そのため、勿忘草の色は愛の象徴とも言えるでしょう。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています