全250色の日本の伝統色カラーパレット
浅黄
USUKI
#FAD689
R: 250
G: 214
B: 137
C: 0%
M: 14%
Y: 45%
K: 2%
H: 41
S: 92%
L: 76%
H: 41
S: 45%
V: 98%
L: 87
a: 3
b: 43
X: 68
Y: 70
Z: 34
浅黄(うすき)は、苅安草と灰汁で浅く染めた淡い黄色を指します。『延喜式』にも記された古い色名で、『深黄色(ふかききいろ)』の対色です。古くは「あさぎ」とも呼ばれ、別に「あさきき」や「あさき」とも読みましたが、浅い藍色の『浅葱色』と混同されることが多く、平安後期の『今鏡』にもその混同が記されています。江戸時代には『浅葱色』との混同を避けるため、淡い黄色は『薄玉子(うすたまご)』と呼ばれました。また、この混同を避けるために「うすき」の読みが定着したと考えられます。『延喜式』の縫殿寮によれば、浅黄の染料には「苅安草大三斤八両、灰一斗二升、薪三十斤」が用いられており、苅安の量が『深黄』よりも少ないことから、浅黄の黄色の濃度が決まるとされています。新選組の羽織の色を『浅葱』ではなく『浅黄』とする説もありますが、当時は『浅黄』と書いて『浅葱』を指していた可能性もあります。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています