全250色の日本の伝統色カラーパレット
鶯
UGUISU
#6C6A2D
R: 108
G: 106
B: 45
C: 0%
M: 2%
Y: 58%
K: 58%
H: 58
S: 41%
L: 30%
H: 58
S: 58%
V: 42%
L: 44
a: -8
b: 34
X: 12
Y: 14
Z: 5
鶯色(うぐいすいろ)は、鶯の羽に似た暗くくすんだ黄緑色で、江戸時代から使われている色名です。当時は茶色が流行していたため、鶯色に茶色を加えた「鶯茶(うぐいすちゃ)」が粋な色として人気を博し、「ウグイス」といえばこの鶯茶を指していましたが、鶯色が広く認められるようになったのは明治後期のことです。鶯はスズメ目ウグイス科の小鳥で、日本全国に生息し、奈良時代には「法告鳥(ほほきどり)」と呼ばれ、春の美しい囀りから「春告げ鳥」として親しまれ、『万葉集』にも詠まれています。江戸時代の染色書『染物秘傳』には鶯色の染法が記され、春を感じさせる色として新緑をイメージした薄く明るい色調にすることもありました。また、「鶯豆」「鶯餅」「うぐいすパン」など、鶯色は食品の名称にも用いられています。同系統の色としては、明るい「萌黄色(もえぎいろ)」や黒みを帯びた「鶯煤竹(うぐいすすすたけ)」、「千歳茶(せんざいちゃ)」があります。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています