全250色の日本の伝統色カラーパレット
躑躅
TSUTSUJI
#E03C8A
R: 224
G: 60
B: 138
C: 0%
M: 73%
Y: 38%
K: 12%
H: 331
S: 73%
L: 56%
H: 331
S: 73%
V: 88%
L: 53
a: 68
b: -6
X: 37
Y: 21
Z: 26
躑躅色(つつじいろ)は、赤い躑躅の花のような鮮やかな赤紫色を指し、平安時代からその名前が見られる古い伝統色です。躑躅の花には白、赤、黄、紫などの色がありますが、一般的に躑躅の花色はこの赤紫色を指します。重ねの色目としては、「表・蘇芳、裏・萌黄」や「表・紅梅、裏・青」という配色が春から初夏にかけて用いられました。清少納言は『枕草子』で、冬の下襲には躑躅色が良いと記しており、次のように述べています。「下襲は、冬は躑躅、桜。掻練襲。蘇芳襲。夏は二藍、白襲。」躑躅(つつじ)はツツジ科の植物で、常緑低木として4月から5月にかけて漏斗型の花を咲かせます。古くから観賞用として庭園などで親しまれ、現在でも庭の彩りとして多く植えられています。躑躅色は、日本の伝統色の中で『牡丹色』と並び、赤紫系の代表的な色といえるでしょう。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています