全250色の日本の伝統色カラーパレット

木賊

TOKUSA

#2D6D4B

R: 45

G: 109

B: 75

C: 59%

M: 0%

Y: 31%

K: 57%

H: 148

S: 42%

L: 30%

H: 148

S: 59%

V: 43%

L: 41

a: -29

b: 13

X: 8

Y: 12

Z: 9

木賊色(とくさいろ)は、木賊の茎に似た青みがかった濃い緑色で、「陰萌黄(かげもえぎ)」とも呼ばれる伝統色です。鎌倉時代以前から使われており、『宇治拾遺物語』や『義経記』にもその名が見られます。この落ち着いた渋い緑色は、中世では武家や年配者の衣装に好まれ、江戸中期には流行色となりました。平安時代の重ねの色目には「表・黒青、裏・白」や「表・萌黄、裏・白」などの組み合わせがありました。木賊はシダ類の常緑多年草で、茎が硬くざらついているため、乾燥させて木工品や刃物を砥ぐ際に使われ、「砥草」とも呼ばれます。また、秋に刈り取ることから「木賊刈る」は秋の季語となっています。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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