全250色の日本の伝統色カラーパレット

TOKI

#EEA9A9

R: 238

G: 169

B: 169

C: 0%

M: 29%

Y: 29%

K: 7%

H: 0

S: 67%

L: 80%

H: 0

S: 29%

V: 93%

L: 76

a: 25

b: 10

X: 57

Y: 49

Z: 44

鴇色(ときいろ)は、鴇(とき)の風切羽に似た、黄みがかった淡く優しい桃色を指します。『朱鷺色(ときいろ)』や『鴇羽色(ときはいろ)』とも呼ばれ、江戸時代の染色見本帳には『時色』と記されることもありましたが、これは借字です。染色には紅花や蘇芳(すおう)が使われていたとされています。鴇色は黄みを含む緋色の系統に属し、似た色には『洗朱(あらいしゅ)』や『浅緋(あさあけ)』、『珊瑚色(さんごいろ)』があります。鴇はペリカン目トキ科の鳥で、学名を「ニッポニア・ニッポン」といい、翼の下面や風切羽が朱色がかった濃いピンク色をしていることから、この色が『鴇色』と名付けられました。江戸時代には鴇が日本各地に生息していたため、鴇色は一般的に知られ、女性の和服にも広く用いられていました。また、江戸時代からは『鴇色』や『鶯色(うぐいすいろ)』、『雀色(すずめいろ)』のように、鳥や動物にちなんだ色名が多く使われるようになり、それ以前にはあまり存在しなかった特徴です。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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