全250色の日本の伝統色カラーパレット

猩猩緋

SYOJYOHI

#E83015

R: 232

G: 48

B: 21

C: 0%

M: 79%

Y: 91%

K: 9%

H: 8

S: 83%

L: 50%

H: 8

S: 91%

V: 91%

L: 51

a: 67

b: 58

X: 34

Y: 19

Z: 3

猩猩緋(しょうじょうひ)は、緋色の中でも特に黄みが強い朱色を指します。室町時代後期から南蛮貿易によって輸入された毛織物、とくに羅紗(らしゃ)によく見られた色です。色名の由来は、中国の伝説上の生き物「猩々」にあります。猩々は、龍や麒麟と同様に伝説の存在で、人のような顔、子供のような声、鮮やかな赤い体毛を持ち、犬や猿に似た体つきをしています。その血が非常に赤いとされ、その鮮やかな赤から「猩々緋」という色名が生まれました。この色は古くから珍重され、特に戦国時代には、武士たちが羅紗や天鵞絨(びろうど)を使って陣羽織を仕立て、戦場で華やかな意匠を競い合いました。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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