全250色の日本の伝統色カラーパレット
白鼠
SHIRONEZUMI
#BDC0BA
R: 189
G: 192
B: 186
C: 2%
M: 0%
Y: 3%
K: 25%
H: 90
S: 5%
L: 74%
H: 90
S: 3%
V: 75%
L: 77
a: -2
b: 3
X: 49
Y: 52
Z: 54
白鼠(しろねずみ)は、銀色のように上品な明るい鼠色を指し、『銀色(しろがねいろ)』と同色です。江戸中期から使われる色名で、語尾を省略して「しろねず」とも呼ばれました。墨の濃淡を示す『墨の五彩』の中では、焦、濃、重、淡、清の中で一番淡い「清」にあたります。他の五彩の色には『銀鼠(ぎんねず)』『素鼠(すねずみ)』『丼鼠(どぶねずみ)』『黒鼠(くろねずみ)』があります。白鼠の染法について具体的に記されたものはありませんが、江戸中期の『紺屋伊三郎染見本帳』には、この色が鼠染を最も淡く染めたものであるとされています。また、鼠色の染法は『諸色手染草』において、「茄子の木を焼き炭とし、よくすりて木にてのべ、ごまめの汁を少し入れて染める」と記載されており、酢で溶かして染めると艶が出て色が良いとされています。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています