全250色の日本の伝統色カラーパレット
真朱
SHINSYU
#AB3B3A
R: 171
G: 59
B: 58
C: 0%
M: 65%
Y: 66%
K: 33%
H: 1
S: 49%
L: 45%
H: 1
S: 66%
V: 67%
L: 41
a: 46
b: 26
X: 19
Y: 12
Z: 5
真朱(しんしゅ)は、少し黒みを帯びた鈍い赤色を指します。『朱(しゅ)』は、硫化水銀鉱物から作られる『朱丹(しゅたん)』に由来する天然の赤色顔料で、日本では縄文時代から使用され、『万葉集』にもその名が記されています。良質な朱丹は「朱砂(しゅさ)」、中国湖南省辰州で産出される最上級のものは『辰砂(しんしゃ)』と呼ばれました。奈良時代には赤土である赭(そほ)に対し、『真朱(まそほ)』とも称され、純度が高いことを示しています。色名に「真」が付いているのは、「自然そのままの混じり気のない朱」を意味するためです。一方で、硫黄などを使って合成された人工的な朱色は、より鮮やかであり、『銀朱(ぎんしゅ)』として区別されました。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています