全250色の日本の伝統色カラーパレット
錆御納戸
SABIONANDO
#336774
R: 51
G: 103
B: 116
C: 56%
M: 11%
Y: 0%
K: 55%
H: 192
S: 39%
L: 33%
H: 192
S: 56%
V: 45%
L: 41
a: -13
b: -13
X: 9
Y: 12
Z: 18
錆御納戸(さびおなんど)は、くすんだ深い緑がかった青色で、江戸時代に流行した色の一つです。「御納戸色(おなんどいろ)」から派生した色で、「錆」が付くことで、元の色よりも彩度が低く、灰みがかったくすんだ色合いを示しています。このように「錆」の付く色は、渋みが加わり、江戸時代の人々に「粋」として好まれました。他にも「錆利休」「錆浅葱」「錆青磁」「錆桔梗」など、さまざまな「錆」の付く色名があります。伝統色において、元の色に灰みを加えてくすませた色には「錆」、緑がかった色には「鉄」が付くことが一般的です。そのため、「御納戸色」が緑がかってくすんだ「錆鉄御納戸(さびてつおなんど)」という色名も存在します。また、色名に「御」がつくのは、御納戸色が江戸城の納戸に由来するとされ、謙譲語として「御」を冠しているためです。ただし、別の説もあるため、「御」がなくても誤りではありません。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています