全250色の日本の伝統色カラーパレット
楝
OUCHI
#9B90C2
R: 155
G: 144
B: 194
C: 20%
M: 26%
Y: 0%
K: 24%
H: 253
S: 29%
L: 66%
H: 253
S: 26%
V: 76%
L: 62
a: 15
b: -24
X: 33
Y: 31
Z: 55
楝色(おうちいろ)は、初夏に咲く楝の花を思わせる淡い青紫色です。楝はセンダン科の落葉高木で、古くは「栴檀(せんだん)」と呼ばれ、香木のような香りがすることからその名がつきました。平安時代には、五月五日の節句で菖蒲や蓬(よもぎ)と共に飾られ、邪気を払う植物として使われていました。しかし、中世になると楝は不浄の木とされ、『平家物語』には斬罪された者の首をかける木として描かれています。襲の色目としては、四月から五月にかけてのものとして「表・紫または薄色、裏・青」といった組み合わせで表現され、季節の情景を反映した色合いが特徴です。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています