全250色の日本の伝統色カラーパレット
苗
NAE
#86C166
R: 134
G: 193
B: 102
C: 31%
M: 0%
Y: 47%
K: 24%
H: 99
S: 42%
L: 58%
H: 99
S: 47%
V: 76%
L: 72
a: -35
b: 40
X: 31
Y: 44
Z: 19
苗色(なえいろ)は、稲の苗のような淡い黄緑色で、「淡萌黄(うすもえぎ)」の別名として、平安時代から夏の色として使用されてきました。有職故実の書『助無智秘抄(じょむちひしょう)』には「苗色トハ黄気アル青物也」と記されており、古くから黄みがかった青色として認識されていました。重ねの装束にも用いられ、色目としては「表・薄青、裏・黄」の組み合わせがあり、これにより淡萌黄の色合いが表現されました。苗色の染色は、紫と刈安(かりやす)を使い、青白橡(あおしろつるばみ)や麹塵(きくじん)と同じ系統です。天皇に仕える人々の服色としても用いられました。なお、若苗色は苗色よりも青みが強く、より明るい色調とされています。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています