全250色の日本の伝統色カラーパレット
蒸栗
MUSHIKURI
#D9CD90
R: 217
G: 205
B: 144
C: 0%
M: 6%
Y: 34%
K: 15%
H: 50
S: 49%
L: 71%
H: 50
S: 34%
V: 85%
L: 82
a: -5
b: 32
X: 55
Y: 60
Z: 35
蒸栗色(むしくりいろ)は、蒸した栗の皮をむいたときに現れる、ほんのり緑がかった淡い黄色を表します。一般的に「栗」に関連する色と聞くと、赤茶色の「栗色」や「栗皮色(くりかわいろ)」が連想されますが、蒸栗色は炊きたての栗ごはんに見える、ほっくりとした栗の実の色です。この色名がいつから使われ始めたかは定かではありませんが、古代中国の辞書『爾雅(じが)』に記載があるものの、その色は日本の蒸栗色とは異なる可能性があるとも言われています。また、「栗」のつく色名は他にも多くあり、栗の皮に似た茶色を表す「落栗色(おちぐりいろ)」や「栗皮茶(くりかわちゃ)」、やや赤みがかった明るい栗色の「栗梅(くりうめ)」などが存在します。これらの色名からも、日本人にとって栗がいかに身近で親しみ深い存在だったかがうかがえます。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています