全250色の日本の伝統色カラーパレット

MIDORI

#227D51

R: 34

G: 125

B: 81

C: 73%

M: 0%

Y: 35%

K: 51%

H: 151

S: 57%

L: 31%

H: 151

S: 73%

V: 49%

L: 46

a: -37

b: 17

X: 9

Y: 16

Z: 10

緑(みどり)は、樹木の葉が茂るような深い緑色を指し、光の三原色の一つです。古代から使われている色名で、露草による「青」と、刈安や黄檗を用いた「黄色」の染料を組み合わせて緑に染めていました。初めて「緑」が登場するのは大化三年(647年)の「七色十三階の官位の制」で、養老の衣服令(757年)では「深緑」が六位、「浅緑」が七位の官位の色とされていました。また、『延喜縫殿寮式』には「深緑」「中緑」「浅緑」の3種類の染色が記されています。古くは寒色全般を「あお」と呼び、特に深い緑はカワセミの羽の色「鴗鳥(そにどり)」にちなみ「そにどりのあお」と呼ばれていました。「みどり」の和名も、この「そにどり」から派生したと言われています。カワセミの羽に由来する「翠色」が色名として確立されたのは明治以降です一般に「緑」は広い範囲の緑系の色合いを指しますが、伝統的には濃い緑色を意味します。JIS規格で定義された現代の「緑色」は、より鮮やかな色合いを示しています。また、現代でも「青葉」や「青田」のように、青と緑を区別せずに用いる表現が多く見られますが、これは古代の人々が青と緑を混同していたわけではなく、単に言葉として使い分けていなかっただけです。現代の感覚で言うと「水色」や「空色」をすべて「青」と呼ぶような感覚に近いです。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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