全250色の日本の伝統色カラーパレット

松葉

MATSUBA

#42602D

R: 66

G: 96

B: 45

C: 31%

M: 0%

Y: 53%

K: 62%

H: 95

S: 36%

L: 28%

H: 95

S: 53%

V: 38%

L: 37

a: -21

b: 25

X: 7

Y: 10

Z: 4

松葉色(まつばいろ)は、松の葉のような深い渋みのある青緑色で、「松の葉色」とも呼ばれる、古くからの色名です。『枕草子』にも記述があり、藍と刈安で染色されますが、藍の量を増やすと「木賊色(とくさいろ)」になります。江戸時代の『手鑑模様節用』では「松葉色」が「木賊色」の古名として紹介され、寛政年間に「藍ビロード」として流行しましたが、松葉色は木賊色より黄みが強く、古くから使われてきました。松は、マツ科の常緑樹で、日本では古来より親しまれ、和歌や文学にも多く登場します。その名は「神を待つ」「祀る」「緑を保つ」から来ており、冬でも青々としていることから不老長寿の象徴として縁起が良いとされました。魔除けや神の依代としても大切にされ、現在でも正月に門松として飾るなど、日本文化に深く根付いています。松にちなんだ色名は多く、いずれも縁起の良い色として「老松」「若緑」「老緑」「千歳緑」「常磐色」などがあり、松葉色も生命力を象徴する「吉色」として用いられてきました。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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