全250色の日本の伝統色カラーパレット
黒紅
KUROBENI
#3F2B36
R: 63
G: 43
B: 54
C: 0%
M: 32%
Y: 14%
K: 75%
H: 327
S: 19%
L: 21%
H: 327
S: 32%
V: 25%
L: 20
a: 11
b: -3
X: 4
Y: 3
Z: 4
黒紅(くろべに)は、赤みがかった黒、または黒みがかった赤色を指します。江戸前期の寛文(1661〜72)年間には、高価な小袖の地色として使用され、井原西鶴の『萬の文反故』には「御内儀の昔小袖……黒紅に御所車の縫箔の小袖」と記されています。染料は紅染を下地に、檳榔子(びんろうじ)で黒をかけたもので、『黒紅梅(くろこうばい)』とも呼ばれ、単に「黒」とも表現されました。檳榔子だけでは濃い黒色は得られず、光沢のある潤み色が出たため、赤みのある紫黒だったと考えられています。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています