全250色の日本の伝統色カラーパレット

紅梅

KOHBAI

#E16B8C

R: 225

G: 107

B: 140

C: 0%

M: 52%

Y: 38%

K: 12%

H: 343

S: 66%

L: 65%

H: 343

S: 52%

V: 88%

L: 60

a: 49

b: 4

X: 41

Y: 28

Z: 28

紅梅色(こうばいいろ)は、春先に咲く紅梅の花の色に由来する、やや紫がかった淡い紅色です。この色名は古くから日本人に親しまれ、特に平安時代の貴族たちに愛されました。当時、梅は春の象徴とされ、その美しい香りとともに貴族の間で人気がありました。紅梅色は紅花の染料で染められ、濃淡によって「濃紅梅」「中紅梅」「淡紅梅」などのバリエーションがありました。『源氏物語』や『枕草子』にも登場し、平安貴族の衣装として重要な役割を果たしました。紅梅色を使った襲(かさね)では、赤系の色を重ねる配色が多く見られました。紅梅色の着物は晩冬から春先が美しく、季節が進むと着るのは避けられていました。これは『枕草子』にも記されており、季節に合った装いが重んじられていたことがわかります。紅梅色は、春を象徴する伝統的な色として、現代でも春の訪れを感じさせる色合いとして親しまれています。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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