全250色の日本の伝統色カラーパレット
焦茶
KOGECHA
#563F2E
R: 86
G: 63
B: 46
C: 0%
M: 27%
Y: 47%
K: 66%
H: 26
S: 30%
L: 26%
H: 25
S: 47%
V: 34%
L: 29
a: 8
b: 14
X: 6
Y: 6
Z: 3
焦茶(こげちゃ)は、物が焼け焦げたような黒みがかった茶色を指し、江戸時代の流行色「四十八茶百鼠」の中で最も濃い茶色に位置づけられます。小袖の地色などに用いられ、深みのある落ち着いた色合いが特徴です。日本の伝統色では、濃い色や暗い色を「濃」「暗」「深」と表現することが一般的ですが、「焦」という表現は茶系統の色に特有で珍しいものです。他に「焦」がつく色には『焦色(こげいろ)』や『黒焦茶(くろこげちゃ)』がありますが、種類は多くありません。染色法としては、『諸色手染草』(明和九年/1772)や『染物重宝記』(文化八年/1811)によれば、楊梅皮(ももかわ)で染められていたことが記録されています。JIS規格でも「暗い灰みの黄赤」と定義されており、現代でも広く使われている馴染み深い色です。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています