全250色の日本の伝統色カラーパレット
桔梗
KIKYO
#6A4C9C
R: 106
G: 76
B: 156
C: 32%
M: 51%
Y: 0%
K: 39%
H: 263
S: 34%
L: 45%
H: 263
S: 51%
V: 61%
L: 39
a: 30
b: -39
X: 15
Y: 11
Z: 33
桔梗色(ききょういろ)は、桔梗の花を思わせる青みを帯びた紫色で、平安時代から愛されてきた青紫の代表的な伝統色です。『宇津保物語』や『栄花物語』などの王朝文学にも登場し、秋を象徴する色とされています。桔梗はキキョウ科の多年草で、秋の七草の一つとして夏から秋にかけて青紫の星型の花を咲かせ、万葉の時代から「きちかう」として親しまれてきました。『万葉集』では「あさがお」とも呼ばれていますが、現在の朝顔とは異なる植物です。桔梗色は平安時代には織物や重ねの色目として用いられ、染め色として一般化したのは江戸時代以降です。実際の花色よりも冴えた青紫で、『菫色』より青みが強い色合いです。派生色として『紺桔梗』『紅桔梗』『桔梗納戸』『桔梗紫』などがあります。重ねの色目としては「表・二藍、裏・濃青」などがあり、秋に用いられました。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています