全250色の日本の伝統色カラーパレット
黄蘗
KIHADA
#FBE251
R: 251
G: 226
B: 81
C: 0%
M: 10%
Y: 68%
K: 2%
H: 51
S: 96%
L: 65%
H: 51
S: 68%
V: 98%
L: 90
a: -7
b: 71
X: 68
Y: 75
Z: 19
黄蘗(きはだ)は、ミカン科のキハダという木の黄色い樹皮から取った煎汁で染めた、鮮やかな黄色を指します。この色名は奈良時代から使われている古いものです。刈安(かりやす)に似た色合いですが、より緑がかった黄色を特徴としています。「蘗」という漢字は、木の皮や樹皮を意味します。キハダの樹皮は「おうばく」とも呼ばれ、染料としてだけでなく、古くから健胃剤や傷薬として漢方にも使用されてきました。また、キハダで染めた紙は「黄蘗紙」と呼ばれ、経文や公文書の用紙としても多く用いられ、現在もその一部が保存されています。しかし、布地を単独で黄蘗色に染めることは少なく、通常は緑系や赤系の染色の下地として使用されることが多かったようです。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています