全250色の日本の伝統色カラーパレット

憲法染

KENPOHZOME

#43341B

R: 67

G: 52

B: 27

C: 0%

M: 22%

Y: 60%

K: 74%

H: 38

S: 43%

L: 18%

H: 38

S: 60%

V: 26%

L: 23

a: 3

b: 18

X: 4

Y: 4

Z: 2

憲法染(けんぽうぞめ)は、赤みがかった黄みの暗い黒茶色を指します。江戸初期の兵法家・剣客である吉岡憲法(よしおか けんぼう)が考案したとされる黒茶染の色で、別名として『吉岡染(よしおかぞめ)』『憲房染(けんぼうそめ)』『憲法黒(けんぽうくろ)』とも呼ばれます。江戸時代には、日常の黒の衣服として広く愛用されており、井原西鶴の『日本永代蔵』(1688年)にも「油屋絹の諸織を憲法の紋付、袖口薄綿にして三つ重ね」との記述があります。『憲法染』は個人の名を冠した染めや色名の最も古い例とされ、日本初のデザイナーズブランドのような存在だったかもしれません。重厚で伝統的な色合いが特徴で、和装や装飾品に幅広く用いられました。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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