全250色の日本の伝統色カラーパレット
韓紅花
KARAKURENAI
#D0104C
R: 208
G: 16
B: 76
C: 0%
M: 92%
Y: 63%
K: 18%
H: 341
S: 86%
L: 44%
H: 341
S: 92%
V: 82%
L: 45
a: 69
b: 20
X: 28
Y: 14
Z: 8
韓紅(からくれない)は、紅花を使って染めた濃い紅赤色を指します。奈良時代には『紅の八塩(くれないのやしお)』と呼ばれ、別名『唐紅(からくれない)』とも記されました。『深紅(しんく)』も同じ色です。『紅(くれない)』は「呉の国から伝わった染料」という意味で、『呉藍(くれあい)』が色名に転化したものです。『八塩』とは、紅花で染めた色を八回重ねて濃く染めることを意味します。平安時代には、濃い紅花の赤色が舶来の美しさを強調するために『唐紅』や『韓紅』と呼ばれるようになりました。この「韓」は朝鮮半島ではなく、紅花の産地である中国を指しています。当時、紅花は非常に高価で黄金にも例えられ、濃い紅色は『禁色(きんじき)』として制限されていました。しかし、その美しさに惹かれた貴族たちにとって、『韓紅』の鮮やかな色合いは憧れの対象であり、特別な価値を持っていました。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています