全250色の日本の伝統色カラーパレット
一斥染
IKKONZOME
#F4A7B9
R: 244
G: 167
B: 185
C: 0%
M: 32%
Y: 24%
K: 4%
H: 346
S: 78%
L: 81%
H: 346
S: 32%
V: 96%
L: 76
a: 31
b: 2
X: 60
Y: 50
Z: 52
一斤染(いっこんぞめ)は、紅花一斤を用いて絹一疋を染めた、淡い紅色を指します。平安時代には紅花が高価であったため、濃い紅染は『禁色(きんじき)』とされ、天皇の許可がない限り着用が禁じられていました。しかし、一斤染のような淡い紅染は『聴し色(ゆるしいろ)』として許され、身分の低い者も着用できました。このため、一斤染は『聴色(ゆるしいろ)』とも呼ばれます。類似の淡い紅色としては、『退紅(あらぞめ)』があり、これは一斤染の半分の紅花(八両)で染められた色です。また、『今様色(いまよういろ)』も同様に淡い紅色でしたが、後世になるにつれて濃い色合いへと変化しました。鮮やかな紅赤である『韓紅(からくれない)』を染めるには紅花十斤が必要とされ、この量であれば一斤染の布を二十反も染められるほどでした。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています