全250色の日本の伝統色カラーパレット
銀朱
GINSYU
#C73E3A
R: 199
G: 62
B: 58
C: 0%
M: 69%
Y: 71%
K: 22%
H: 2
S: 56%
L: 50%
H: 2
S: 71%
V: 78%
L: 47
a: 54
b: 34
X: 26
Y: 16
Z: 6
銀朱(ぎんしゅ)は、黄みが強い赤色で、鮮やかな赤色を特徴とします。天然の赤色顔料である『真朱(しんしゅ)』に比べ、やや黄みを帯びています。真朱が「朱丹(しゅたん)」という天然鉱物から作られるのに対し、銀朱は朱丹に水銀と硫黄を混ぜて焼いて作った人工の顔料です。朱丹の最上級品は『辰砂(しんしゃ)』と呼ばれ、非常に高価でした。銀朱という色名は『続日本紀』に記載があり、弥生から古墳時代にかけては、墳墓の内壁に朱を塗る施朱や、遺骨に朱を塗ることで生命の再生を願う儀式が行われていました。これは、血の色を表し生命力を象徴するほか、水銀の防腐効果を利用する目的もありました。現在、『朱色』といえば、この銀朱や洋名『バーミリオン』を指し、『紅(べに)』や『緋(あけ)』よりも黄みがかった赤を意味します。朱肉の色も多くがこの銀朱の色です。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています