全250色の日本の伝統色カラーパレット
銀鼠
GINNEZUMI
#91989F
R: 145
G: 152
B: 159
C: 9%
M: 4%
Y: 0%
K: 38%
H: 210
S: 7%
L: 60%
H: 210
S: 9%
V: 62%
L: 62
a: -1
b: -5
X: 29
Y: 31
Z: 37
銀鼠(ぎんねず)は、銀色のようにほんのり青みを含んだ明るい灰色を指します。古くは『錫色(すずいろ)』とも呼ばれ、江戸中期には「奢侈禁止令」が発布され、派手な色の着物が禁止されていました。そのため、地味な色とされていた茶系や鼠系の着物の中で、微妙な色の違いを粋に着こなすことが流行し、さまざまな茶色や鼠色が生まれました。これが「四十八茶百鼠」と呼ばれる現象です。銀鼠もその流行色の一つでした。銀鼠は水墨画における「墨の五彩」の「淡」に該当します。五彩とは単に五色を示すものではなく、墨の濃淡によって無限の色を表現できることを意味します。古くから「しろがね」と呼ばれていた銀と同様に、銀鼠も白系統の色に分類されます。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています