全250色の日本の伝統色カラーパレット
二藍
FUTAAI
#70649A
R: 112
G: 100
B: 154
C: 27%
M: 35%
Y: 0%
K: 40%
H: 253
S: 21%
L: 50%
H: 253
S: 35%
V: 60%
L: 45
a: 17
b: -28
X: 17
Y: 15
Z: 33
二藍(ふたあい)は、藍色の上に紅花を重ねて染めた、明るく落ち着いた青紫色を指します。この色名は、かつて紅色が「紅藍(くれない)」と表記されていたことに由来し、紅藍と藍の二色で染めることから名付けられました。この染色技法は平安時代から行われ、若い人には紅を強めに、年配の人には藍を濃くするなど、使用者の年齢によって色合いが異なっていました。『源氏物語』では、光源氏が息子の夕霧に「紅みの強い二藍は軽んじられる」と諭す場面が描かれており、当時の色彩感覚がうかがえます。二藍は『源氏物語』のほか、『栄華物語』や『蜻蛉日記』などの平安文学にも頻繁に登場し、当時の人気の高い色として知られています。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています