全250色の日本の伝統色カラーパレット
梅幸茶
BAIKOCHA
#89916B
R: 137
G: 145
B: 107
C: 6%
M: 0%
Y: 26%
K: 43%
H: 73
S: 15%
L: 49%
H: 73
S: 26%
V: 57%
L: 59
a: -10
b: 19
X: 23
Y: 27
Z: 18
梅幸茶(ばいこうちゃ)は、茶色がかった淡い萌黄色で、初代尾上菊五郎の好みにちなんで名付けられた色です。菊五郎の俳名「梅幸」に由来し、「梅幸好みの茶」から「梅幸茶」と呼ばれるようになりました。当時は浅葱色が主流でしたが、彼はあえて異なる萌黄色を用いて個性を際立たせたとされています。梅幸茶は通人の贔屓客の間で人気となり、天保時代まで流行しました。京都出身の尾上菊五郎は女形として舞台に立ち、その後江戸で立役に転じて名を上げましたが、その人気は美貌よりも卓越した芸にあったといわれています。梅幸茶の渋みのある色合いは、彼の芸風にも通じる鮮やかさがあります。『手鑑模様節用』では「草柳」とも呼ばれ、名前に「茶」がついているものの、実際は黄緑系の色です。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています