全250色の日本の伝統色カラーパレット

浅葱

ASAGI

#33A6B8

R: 51

G: 166

B: 184

C: 72%

M: 10%

Y: 0%

K: 28%

H: 188

S: 57%

L: 46%

H: 188

S: 72%

V: 72%

L: 63

a: -25

b: -18

X: 24

Y: 31

Z: 50

浅葱色(あさぎいろ)は、蓼藍(たであい)で染めた明るい青緑色で、薄い葱の葉に由来する古くからの伝統色です。平安時代にはその名前が見られ、江戸時代にも広く親しまれました。「浅葱」と「浅黄」は異なる色ですが、古い文書には「浅葱色」が誤って「浅黄色」と表記されている例があります。江戸時代の有職故実研究家・伊勢貞丈も『安斎随筆』でその誤用を指摘し、「浅葱の字を用いるべき」と述べています。「浅黄色」は薄い黄色を意味し、正しくは「あさきき」や「あさき」、「うすき」と読みますが、過去の文献では「浅葱色」を「浅黄色」としている場合もあり、注意が必要です。浅葱色には派生色が多く、『水浅葱』『花浅葱』『錆浅葱』『鴇浅葱』『薄浅葱』『陰浅葱』などさまざまな色名があります。江戸時代、田舎出の武士が着物の裏地に古い浅葱色を使うことから「浅葱裏(あさぎうら)」は「野暮な人」の代名詞とされました。幕末には、新撰組の羽織の色としても有名ですが、実際には結成後約1年で廃止され、映画やドラマで見るほど多用されていたわけではありません。また、羽織の色については「浅葱色」ではなく「浅黄色」であったとする説もあります。

※ 文章校正の一部にAIを使用しています

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