全250色の日本の伝統色カラーパレット
赤紅
AKABENI
#CB4042
R: 203
G: 64
B: 66
C: 0%
M: 68%
Y: 67%
K: 20%
H: 359
S: 57%
L: 52%
H: 359
S: 68%
V: 80%
L: 48
a: 55
b: 30
X: 27
Y: 17
Z: 7
赤紅(あかべに)は、鮮やかで濃い赤色を指し、江戸初期から愛用された染色です。天保から貞享の頃には、「赤紅の鹿の子染(かのこぞめ)」が大流行し、京都の上流階級の女性たちの小袖にも好まれました。『女鏡秘傳書(おんなかがみひでんしょ)』には「赤きもの召し玉はば緋綸子(ひりんず)紅かのこなどよし」と記され、赤や紅系統の色が人気だったことがうかがえます。これらの赤系統の染色には、高価な紅花染めだけでなく、蘇芳(すおう)を使った代用紅染(だいようべにぞめ)が盛んに行われていました。赤紅の染色も、蘇芳と明礬(みょうばん)を用いた蘇芳染で染められたものです。
※ 文章校正の一部にAIを使用しています